HTML関連の話題を追いかけていくと必ず行き着くサイトがある。「言葉 言葉 言葉」というサイトである。ここでは「国語問題」をとりあつかっている。HTMLの文法をどのように日本語に適用すべきかを考えていれば、日本語の扱い自 […]
カテゴリーアーカイブ:コラム系記事
イスラーム世界的やおい
そんなものはない、とおもっていたが、ついにその手のオンライン小説を見つけた。宰相殿の夜伽話で ある。構成としてもなかなか秀逸で、19c初のオスマン帝国スルタンにある宰相が千夜一夜を語るという形式なのだ。で、その語りの内容 […]
水筒の効用
保温の効く水筒を買って、毎日自分で珈琲を立てて、学校に持っていっている。私の行く喫茶店の珈琲はそのへんの珈琲より圧倒的においしいので、外で あまりおかしな珈琲を飲むのはつらくなってしまっている。おかげで、図書館に籠城して […]
「たかだか」
数学の世界では「たかだか」という言葉を「xはたかだかnなので」というように使い「xはnを越えないので」という意味であるとい うことを、上記のサイトを見てはじめて知った。もちろん一種の「仲間内言葉」(えっと何て言うんだっけ […]
日記みなおし
今月に入って、過去の日記の字句を少しずつ修正している。 先月、日記をまとまって読み返す機会があって、はじめから読み直してみた。ところが、意味不明な箇所があまりに多い。自分の文であるにも拘わらず 「ひどいなぁ」と思い、同時 […]
ことばの地域
この前、湯川ゼミの飲み会でしゃべっていたことだが、言葉にも地方地方で特徴がある。そして、日本の場合、それは普通、方言という。一般に東京の人 間以外は、東京方言と、出身の地元の方言を操ることが出来る。したがって日本語を語る […]
慶應義塾のいま
ほとんど旧聞に近いものだが、慶應義塾長が安西氏にかわって、約一年半がたつ。あの塾長選は前鳥居体制に対する学部の総叛乱にも近かった。前体制は SFC=日吉を軸とした体制であったと目されたゆえに、学部の叛乱を招いた。すなわち […]
電柱電線論 第I
「東京の空は、狭い」とか何とか言って、建物や人の多さを論じ、さらに都市と農村という伝統的二項対立にもちこむような議論が、繰り返されていま す。この場合、第一段階の「東京の空は、狭い」のは、人と建物が多すぎるせいだというの […]
トラさんを保護せよ
今日、上野動物園に行って来た。昨日がみどりの日で入園無料なのはわかっていたが、どうにもこうにも混雑しているだろうから、それ避けて今日にし た。ろくに調べもしなかったが、ズーストック計画で上野動物園にはトラさんを集めること […]
神の子池
摩周湖を訪れたことがあるひとは多いと思うが、裏摩周展望台を訪れたことがある人はその何分の一にもならないのではないだろうか。裏摩周は摩周湖の西側に位置し、斜里と中標津を結ぶ線上にあり、釧路から川湯へと北上するメインルートか […]
北へ――!
一年に三回くらいこの言葉を叫んでいる気がする。私はバイク旅を除いて、北海道の旅をそこそこ知っている方だと思う。宿泊ガイドといえば「とほ」と 考えている。しかし住むことと旅することには雲泥の差がある。人類学者はフィールドワ […]
旧国名
某所で最近旧国名が通じなくなりつつあるということを聞いた。いまでも地名などで一般的な名前(たとえばどの国にでもある一宮など)は旧国名を重ね て区別しているし、自動車によく乗る人なら峠の名前や街道の名前に多く使われているの […]
「永遠の」日常が終わる日
それは常に続いていくと想像されていた日々。穏やかにそしてささやかな幸せが周囲を流れていた日々。だが、そんな永遠のまどろみを支配していた秩序は、堅牢な石造りの光塔ではなく、現実に左右される砂上の楼閣に過ぎなかった。 中世的 […]
未来の方向
興味深い話があったので、それについて。 母にWindowsの基本的な操作を教えていたところ、彼女から思いがけない質問を受けました。 「"Internet Explorer"でも、"Netsc […]
あっというまに一カ月
例のテロ事件からあっという間に一カ月が過ぎた。8日に合衆国軍がアフガニスタンに対する攻撃を開始、日本もテロ対策国会が開かれている。しかしこ の一時一時の間に日本の構造のゆがみが進んでいることは忘れられてしまったのではない […]
駅カフェ
日経によると都営地下鉄が駅構内でのテナント事業拡大に乗り出すという。『日本経済新聞』2001年8月10日29面 とりあえず日比谷駅にカフェ(といってもアートコーヒー)ができるらしい。日経のイメージ図を見る限りでは、前に定 […]
東京珈琲史聞書
「クラナッハ」のマスターからの聞き書きである。東京の自家焙煎珈琲の流れは概ね3つの流れに分かれるということができる。明治世代の伝説の大御所に井上誠氏と襟立博保氏という二人がいる。その共通の弟子が吉祥寺の「もか」のマスター […]
外務省人事
外務省の次官人事などが紛糾した。参議院選挙が終わり、これからが本当の政治の季節である。利害対立の調整こそが政治の役割である。 確かに官邸と外相の言い分が選挙前と比べて完全に入れ替わってるのはわかりにくい。それは私にも指摘 […]
地平線上の帝国、地平の人民
パターンはいつもと同じ。ただ14時頃からなぜか持っていた宮本常一『忘れられた日本人』を読み始めてしまう。間違いなく英語をよむことに倦んでい たのだと思う。というわけで1冊読破。昭和20年代の日本にはまだまだ「近世」までの […]
■□追悼・小渕前首相□■
小渕前首相死去の報が私に伝わったのは、時事通信1629時発の速報によってであった。小渕政権の凄まじい財政出動の下、日本経済は回復基調に向 かった。これは功績である。しかし一方で巨額の負債を残しもした。小渕氏は、この負債を […]