久方ぶりに私のことを「冷たい」という人がいた。的を射た議論である。ふつう私は優しさを装っているのだけれど、これは誰にでもその場限りひたすら優しい「優しさ」なのであって、人間関係の深いところを考慮したような… […]
カテゴリーアーカイブ:コラム系記事
大川慶二郎氏を悼む
これを書いているのは22日の未明なのだが、競馬評論家の大川慶二郎氏の訃報が入ってきた。氏は終戦すぐから続いてきた競馬情報=厩舎情報というあまりにも経験的かつ内輪的な競馬評論に「レース展開」という概念を持ち込み、さらにそこ […]
土曜の夜の教養空間
土曜日のNHK教育が面白い。だいたい9時半から「日本映像の20世紀」がはじまり、続いて「教育TODAY」、「街道をゆく」と続く。「日本映像の20世紀」では各県に残された映像から歴史を再構成し、地域に対するまなざしを深めて […]
新書のリング
講談社現代新書、岩波新書、ちくま新書、講談社ブルーバックスの毎月の新刊をだいたい読んでいる。時に手当たり次第にトピックを求めて、年代や主題にかかわりなく、さまざまな新書を読みあさる。新書は「知」の入口、と私は考えているた […]
授業を変えれば大学は変わる。だから?
『授業を変えれば大学が変わる』という書物が出版された。「授業評価」の導入を通じて、大衆化した大学の授業のあり方を変えようとするものである。私はこの書物関連のプロジェクトに若干携わった。大学改革には様々な視座があるが、あえ […]
恋愛論の射程
恋愛とは何か? というのは言い古してきたことだが、あえていうと異性間の恋の現象を言語化したもの、ということができる。で、その現象はなぜゆえおこるか? ということについては諸論あると思う。
時代小説が面白い
ここ数年、時代小説が非常に面白くなってきている。いうまでもなくビジネスマン系「歴史情報小説」を脱し、ドラマトゥルギー、社会史研究・史料の精査、堅実な時代描写といった特徴を持つ小説群が姿を現してきたからである。たとえば、隆 […]
家族国家と大学という場
6日の日経のX-NikkeiのWhat’s Newで東京国際大学の調査に基づいた面白い記事が出ていた。学生とその両親を対象に「友人」「親友」の数やどのようなつきあい方をしていたかの調査とのことである。ここで驚 […]
早慶戦を終えて、友を考える
去る30日が私の誕生日であった。ついに切り上げ三十路である(爆)。スカイメイトの有効期限まであと1年。猛烈に悔しい。 さておき早慶戦前後は妙に浮き立つもので、3日続けて入れ替わり立ち替わり我が家に人が来た。私はどうもなか […]