日経によると都営地下鉄が駅構内でのテナント事業拡大に乗り出すという。『日本経済新聞』2001年8月10日29面
とりあえず日比谷駅にカフェ(といってもアートコーヒー)ができるらしい。日経のイメージ図を見る限りでは、前に定期券発売所+案内所があったところである。案内所というのは何に使うのか実際なんだかよくわからなかったが、たしか昨年末までには閉鎖されていたと思う。駅でのテナント事業というとここ5年の間にJR東日本が本業以上に気合を入れてきた(本業のためといっているが)ため、最近では駅にコンビニやカフェ、本屋が付帯されるのは別に珍しい風景でもなんでもなくなっている。上野駅や東京駅のブックガーデンはそのあたりのチェーンの本屋より若干大きく便利である。
神保町にアートコーヒーがあったりするから不可能ではないのに、いままで何で地下鉄が大々的にテナント事業に手を出さなかったかよくわからなかった。今回まずカフェを作る日比谷をはじめ都営の都心部にはやたらとだだっぴろく殺風景なコンコースを持つ駅が多い。なぜ、それを使わないのか。
どうもそれは「国道の地下」という立地のためであったらしい。決定権は国が握っていて、出店を認めなかったらしい。それが1997年10月に規制緩和され、やっと本格的な実現に向かったということだ。東京都交通局はもちろん、国と都が出資する帝都高速度交通営団も役所同然である。ここまで時間がかかったのはそのためだろうか?
とにかく地上に出ないで使えるのは便利である。駅付帯施設はがんがん作ってほしい。都営は日比谷を実験に使うのが好きらしいが(駅丸ごとのラッピング広告をやっている:三共製薬)、ビックカメラも地下道でつながっていることだし、ソフマップも出来るし、使いでのある街になりそうだ。都営もやたらとアニメだのに入れ込んで変なことをよくやる(今度はコミケ向けバス共通カードの発売)がその革新性を維持していてほしい。
- 日本航空が昨日大規模なコンピュータトラブルを起こした。これが載っていない(日本航空のお詫びの広告は載っている)日経ってなんなんだろうか。私の見落としか?
- Nikkei Netは使いにくい。記事の所在が実に不明確。結局日経テレコン21を使えということなのか。
- 私はオンラインのフリーソフトを山のように使っているが、2ヶ月ほどほったらかしにしていたので、ずいぶんいろいろバージョンアップしていた。目だったメジャーバージョンアップは特にはなかったが、ソフトを最新の状態に保っておくと安心ができる。ちなみにオンラインソフトを一括して管理できるVerilというソフトがある。単にソフト名とファイル、バージョン、作者のURIなどを自動的に記録して一覧するだけのものだが、使っているオンラインソフトが増えると作者のサイトを一巡するだけでも苦労する。一括管理が実に便利なので、これを使って一気にバージョンアップすることにしている。