最近ペルシア語の日刊紙ハムシャフリのウェブサイトを毎日みているが、ときどき見慣れない単語が出てくる。ペルシア語やアラビア語などアラビア文字を使う言語では一般に短母音は文字として表記されない。つまりktbという表記があった […]
カテゴリーアーカイブ:お勉強
イスラーム史料の電子化
前近代イスラーム史においてもっともポピュラーな史料は年代記と伝記である。史料の記述はきわめて整形的であるが、たとえば中国の紀伝体史料に慣れた目などからみると、あまりに事務的に過ぎるようにも見える。 もちろん史料は史料であ […]
今次テロ研究会
研究会の概要 IASのメーリングリストで次のようなお知らせが回ってきたのでいってきた。 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 緊急特別研究会 「いま、中東とイスラームを考える」 9月11日に米国で発生した同時多発 […]
どんぱちで得をすること
第1回につづいてのメモである。どうも今週中にアフガニスタン攻撃があるという噂が飛び交っているが、その利益はいったいどこにあるのか?という議論をする。もちろん心理面や、理念面でのメリットはあるのであろうがリアリスティックに […]
アフガニスタンについての復習
アメリカ国務省は、例の同時多発テロの首謀者をビン・ラーディンとする発表を行った。ラーディンがアフガニスタンのターリバーン政権に匿われているのは周知の事実である。ラーディンについてはよく知られている。サウジアラビアの大手ゼ […]
報復の論理
アメリカ政府はたしかに断固とした報復に望むようだ。ステートメントを読む。 The search is underway for those who are behind these evil acts. I’ […]
米国同時多発テロについて
昨日夜に見た惨事がさらに恐ろしいことになっている。なんとビルが倒壊。国防総省が攻撃される。さらに1機が墜落。4機も同時にハイジャックされるとはなんというセキュリティの甘さか。それよりもっと甘い日本にいると思うとぞっとする […]
西洋近代批判は西洋近代を楽しめぬ者にとっては単なる無知である
昨日の夜、酔っていたためかブラームスのピアノコンチェルトを聴いて涙してしまった。 私は史家を志し、そしてまた「近代」の概念に呪縛されて歴史をみる西欧中心主義に対しては大変に批判的なものである。しかし、私たちが生きるのはそ […]
メディアリテラシーを考える
ゼミがおもしろくない。基礎知識にかける、ということは全くの事実であるが、議論の不活性も充分に効い ている。週に1時間半ではとてもではないが発表前の事前知識の収集もおろそかになる。むしろ週1度みんなが顔を合わせることを重要 […]
イラン・イスラーム革命研究史
終わりそうな夏休みを悔いても仕方がない。なにしろ今週末はイスラム史のゼミの合宿であるのだから。課題は1万字程度論文を書くことである。 実はいまこれを書いている段階で、テーマも決まっていない。イラン・イスラーム革命と日本の […]