英語の壁

読むという行為は受動的なのだが、解釈という行為まで含むと考えると能動的な部分もある。私は英文における社会言語学的なレヴェルの解釈はどのように学べるのか、ということに不安がある。

たとえば、私はこのところ論文や論説ばかり読んでいるので、ほぼ「論説文」的なレヴェルの文章を読んでいることになる。日本語で言えば「だ、である調」の文章である。しかし新聞記事などでもインタビューで生の文章が出てくることがある。そこでの文章が「だ、である調」なのか「です、ます調」なのかで、インタビューされている人の印象は変わる。ところが、私は英文に関して、これがわからない。文の意味はわかっても、それがどのような「語られ方」をしているのかがわからない。これでは情報は半減しているのではないか。

同時に発話の場合も同様であろう。「感謝します」と「大変感謝する」と「ありがとう」はまったく別の言葉である。英語でそれぞれはどのように表現されるべきなのか、そるいはそのような表現は不要なのか。どうすれば学べるのだろう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください