SFC秋祭に行ってきた

24日、SFCの秋祭に行って来た。秋祭はSFCの主催というわけではなく毎年、SFCの有志学生が秋祭実行委員会(秋実)を結成して、地域である藤沢市と共同で行っている行事である。私も例年秋祭を楽しむことにしている。今年は、フリーマーケットが大幅に増えており「地域の祭り」としての役割は徐々に高められつつあるように見えた。秋祭終了後の後夜祭では、落ち着いた雰囲気の音楽が演奏され、最後に花火、というパターンが定着している。あの夕方から夜への静かな移り変わりが新しい祭りのスタイルとして、すっかり受け入れられてきているのではないか。

私は日曜日の午後に入ってからSFCへと向かった。私の最寄り駅は都営三田線の千石駅、JR山手線の巣鴨駅である。この日は、千石から三田へ行き、三田から都営浅草線、品川で京浜急行、上大岡で横浜市営地下鉄に乗り換えて湘南台へ入るルートを選んだ。

全て空いており、特に京浜急行の快速特急が目玉である。4列クロスシートでしばしくつろぐことができる。泉岳寺から品川へと地上に出ると、再びまぶしい光があふれる日曜の午後。品川で乗り換え、快速特急の快適な旅へとおもむく。京浜の狭い路盤を120km/hのフルスピードでひた走る。御殿山の鉄橋を越えると、左に品川インターシティのビル群と新幹線品川駅の工事現場を認めることが出来る。行く手には羽田を離陸してゆく航空機が大きくそしてゆっくりと上昇する。ほぼ高架なのだが、なにしろスピードが速いので、こわいと言えばこわい。裏手のベランダに花が出されている古く小さな家が密集する京浜の下町を間近でみつつ蒲田を出ると多摩川、いや六郷川を渡り、川崎。JR川崎とは微妙に距離があるが整った町並みを見ることが出来る。東京から10分足らずの大都市である。地方の中心都市へ行くと、その小ささに驚かされるが、この距離でこのレヴェルの町が集まる東京圏の大きさにも驚かされる。遠くにみなとみらいのビル群を認めたかと思うと神奈川の車両基地をすぎ、右にJRが併走するようになるとまもなく横浜である。ここもまた中心から離れてはいるのだが、相鉄の強力な押しでいつのまにか寂れた西口もベイシェラトンなどが並ぶ美しい街に生まれ変わっている。

横浜からレールは徐々に南を目指す。根岸線が海側、京急が丘陵という棲み分けがある。どんどんトンネルが増え「丘の街」を私鉄が走る。意外と急峻に感じる。視界が開けてくるとそこが上岡山の盆地である。丘の起伏がなんとも美しい街を作っているように見えるが、いかんせん住宅が多すぎる。もう少々の緑があってもよいように思う。丘の街の朝はいかばかりであろうか。港と丘の織りなすコントラストこそが横浜の魅力である。

秋祭終了後、飲み、カラオケと続き、立教大学の六大学野球での優勝を祝って、St.Paul will shine tonightを合唱。朝まで湘南台におり、ここに私の昼夜逆転が始まった。

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