ふと見続けるものに

惰性に任せた昨日。そして今日。今日は何の日だったのだろうか? そう小ゲラの日だ。

行くか行くまいかと考えるまでもなく、「今日小ゲラってどこでやるんですか?」の電話で13時起床。外は今にも降りそうな重たい曇り空。グリーンコートで本を見繕う間に激しい雨。オフィス棟のエントランスで休む。しばらくやまぬ。いたしかたなく記者ハンドブックと傘を持って、三田へ。

冷房故障中の部室を避け、近くの喫茶店で校正。細々としたチェックを入れる記事が多すぎる。一方で明確な記事に対するヴィジョンの不在をわたし自身に認める。嫌悪。

19時前終了。食事か呑むかと考えていたが、呑みに行く。八海山を久しぶりに呑む。和酒というものの濃度がちょうどよい。一杯、という言葉と気持ちよさがイコールである。悪酔いすることもなく、自然にのめる。酒の場での非日常は見ていて、なかなかに楽しい。調子に乗って少々独善に過ぎる言葉も吐く。

23時。散歩をしようかとも思ったが、皇居のあたりでは帰りに歩くのはつらそうなので、パス。巣鴨まで行って、ジョナサンで読書。「大臣」を一気に読了。このシテュアシヨンが私の読書には最も向いているようである。快適に読みすすむを得た。2時帰宅。5時就寝。

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