- 2006年6月13日 23:10
- 読了(コメントつき)
著者/訳者: 喜多 由布子
出版社: 集英社(2006-04-05)
定価: ¥ 1
単行本(280ページ)
ISBN: 4087753557
本書の著者は「帰っておいで」で「らいらっく文学賞」第25回を受賞した北海道在住の作家。本書も札幌薄野を舞台に、交通事故で片腕をなくしいまや高利貸しとなった男性と、不幸な生い立ちを持ちつつも純真に生きる女性の恋物語。泣き系の純愛物というよりは、すこし昔の文学よりのタッチで描かれる。舞台の結節点となるクラブ沙羅の不思議さ、そして随所に織り込まれるが、しかし主張するほどでもない、北海道の気候、光景、習俗への愛着の語られ方が実に好感が持てる。ぶっちゃけトラウマ系の話ではあるので、群を抜いた傑作ということはできないまでもひまつぶしにはなろう。
- 新しい: 酒井あゆみ『売る男・買う女』
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- 喜多由布子『アイスグリーンの恋人』 - Eskandar d'Esfahan より
