あっというまに一カ月

例のテロ事件からあっという間に一カ月が過ぎた。8日に合衆国軍がアフガニスタンに対する攻撃を開始、日本もテロ対策国会が開かれている。しかしこの一時一時の間に日本の構造のゆがみが進んでいることは忘れられてしまったのではないだろうか。攻撃の一翼に加わることにうつつをぬかして二次補正など組んでいる場合ではないだろう。なすべきは構造改革である

それにもまして忘れられているのは、日本はムスリムから好意的にみられているという事実であり、中央アジア、イラン方面への最大の援助国であるという事実だ。国に閉じこもるのも、武力行使に心血を注ぐのも困ったものだ。人道援助にこそ日の丸の下、突き進むべき道がある。

ところで飛行機事故が二件もあった。それもヒューマンエラーが二件。ウクライナ軍の誤射にいたっては許しがたい。このような時期のため世論も沸騰しなかった。猛省を求める。一方で、飛行機の一機や二機落ちてもなんとも思わないように神経がいじられている気がする。なんということか。航空機事故というのは、きわめて確率の低い大事件であるということを忘れたくない。

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