大学イントラネット

慶應の意地を見せた、というか、面子を立てたような計画。いまのところweb上のニュースリリースはでていない(NTT東日本慶應義塾大学

NTT 東日本(東京都新宿区)はこのほど、自宅などから企業や大学のイントラネットに接続できる「フレッツオフィス」の契約を慶応大学から獲得した。同大学は秋 口から本格運用を開始。NTTのフレッツADSL(非対称デジタル加入者線)サービスなどに加入している学生や職員は無料でメールのやり取りができるよう になる。NTT東日本は他のISP(ネット接続事業者)の低価格ADSLサービスへの対抗策としてフレッツオフィスの利用拡大を目指す。

慶 応大学は現在サービスの試験運用を実施しており、夏休み明けをめどに本格運用に切り替える。NTTに支払う月間利用料金は約100万円。NTTが提供する サービスは、学生や職員の自宅にあるパソコン端末と同大学のイントラネットをNTTの地域IP(インターネットプロトコル)網を通して接続し、自宅の端末 を広域イントラネットの一部として運用する仕組み。『日本工業新聞』

簡単にいえばいままでPPP接続なら大学をプロバイダ代わりに(<研究上の目的なら)使えたわけだが、今度からPPPoE接続でもプロバイダ代わりに使える、ということである。私は内部アクセスに限定されている図書館のデータベースサービスなどをよく利用するため、そのたびにダイヤルアップに切り替えねばならなかったのだが、これで非常に便利になる。なお都内限定らしい。

もっともまだまだ三田の教員学生ともにネットワークを必要/利用している人は少数派であろう。常時接続したところで相手にする人がいなければどうしようもないわけで、ゼミなどでPCをもちよってレジュメなりプレゼンなりをばら撒くとうことができれば便利なのだが。ログをとって公開することができれば相当に有意だと思う。

さて。三田キャンパスではこれまたNTT東と組んで光+無線LANを張る実験をしていた。この実験はIEEE802.11b以上の高機能の無線LANの実験だが、ただの無線LANならSFCではすでに実現。とりあえずそこからはじめてほしい。現状の三田キャンパスではオープンなスペースでLANに接続できる場所はない(=端子がない)。西校舎の一部教室で端子(本塾では情報コンセントと呼ぶ)があるところもあるのだが、教室であるため授業時間内は使えないのでほとんど役に立たない。これが無線LANの構築で改善される。また誰でも使えるPCが非常に混雑しているが、増やそうにもスペースが限られていて増やせない。この点もPCは個人所有のものを持ち込み+ネットワーク接続は大学が提供、という形で解決されるはずである。これまたとっとと実現してほしいものである。なお図書館内でパソコンを使える場所にLAN端子がないというのは、少々問題ありと思われる。本(禁帯出のレファレンス)とインターネットを同時に使えるとかなり重宝するのだが。

参考サイト:「慶應義塾大学におけるIT基盤環境の24時間運用」「オープンスペース用情報コンセント・無線LANの使用法について」

  • 昨日のj-phoneの話であるが、よく考えてみたらj-skyはHTML 3.2のサブセットであるCompact HTMLを拡張したJ-sky用のHTMLを読む(もっとも直接読んでレンダリングするわけではなくj-skyセンターを通してMMLに変換するわけだが)わけだから、今のままでも充分に相互に閲覧可能(ただしサウンドデータはmldとMMFで違うし、画像データもi-modeはGIFをサポートしj-skyはPNGとJPEGをサポートという違いがある)なのだった。ということは公式メニューでの互換性保障ぐらいに思っておけばよいということのような気もする。結局問題はわざわざCompact HTMLをなぜ拡張しなければいけなかったか、ということであろう。絵文字というのはそれほど便利だろうか。
  • 明日から大学の三田図書館が一斉休暇に入るためその間の書物をあさりに行く。

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