大川慶二郎氏を悼む

これを書いているのは22日の未明なのだが、競馬評論家の大川慶二郎氏の訃報が入ってきた。氏は終戦すぐから続いてきた競馬情報=厩舎情報というあまりにも経験的かつ内輪的な競馬評論に「レース展開」という概念を持ち込み、さらにそこからデータ分析による競馬予想という道筋をつけた人である。いわゆる「書斎派競馬ファン」の誕生の立て役者であった。

エンタテイメントとして「知」の楽しみを競馬に取り入れ、より体系化された競馬像を作り上げた。競馬というヨーロッパ流のギャンブルを本来のヨーロッパ型に回帰させ、ファンに「美」さえも感じさせる余裕を生みだした。

エンタテイメントにスタイリッシュな流れを作り出すこと。これはビジネスのチャンスであるとともに、「文化」なるものの側面を世間によく映し出すことになる。競馬場の「オヤヂ」もまたオヤヂなりの哲学を持っている、と考えている。こう考えさせたことに大川氏もまた大きく寄与している。

■□ご冥福をお祈りする□■

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*