ガブリエル・マンデル・ハーン(矢島文夫監修, 緑慎也訳)『図説 アラビア文字事典』

これまでアラビア文字の本というとカリグラフィーの作品紹介が多かったが,これはその基礎となる各文字ごとの書法を一般読者にもわかりやすく紹介している本.さらにアラビア文字とはいかなる意味を持つかもイントロダクションで示されているので,アラビア文字を知らなくてもその美しさを楽しめる一冊.またすでにアラビア文字の知識を持つものでもムハンマド・マフスーズのアラビア文字における「大文字」なども初回されており,かなり楽しめる.各文字の部分でも三十一書体の独立形がそれぞれ示されていて,かなり勉強になる.おしむらくは独立形のみということだろうか.また附録二の「アラビア文字で自分の名前を書いてみよう」のアラビア文字がどう見てもType3のギザギザなのが惜しまれる.

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