三田キャンパス無線LAN実証試験-概略

ずいぶん以前に三田キャンパスに無線LANが導入されたことを報告した(【第311回】 三田キャンパス無線LAN(2001年10月23日)-知照雑記-Eskandariya)が、ここ一ヶ月あちらこちらで使ってみたのでその動作報告である。

使用方法

使用方法は無線LANの利用についてに掲載されているが概略を書く。

  • 図書館の一部を除く全キャンパスの屋内で使用できる。
  • 無線LAN部分はESS IDによるグループ化でリンクを確立する。
  • 実際のアクセスはSSHによって塾内LANにログインする必要がある。
  • 80port以外で立ち上がっている外部のWeb閲覧はProxyを通す必要がある

このうちSSHによるログイン(要はSSHトンネルを経由するということ)が、普通の「三田」の学生ユーザには難しいのではないかと思う。TeraTermはWindowsマシンからちょっとだけ用事があってリモートログインする必要がある人は誰だって持っているものであるが、そもそも普通の学生はUNIXなんて見たこともなければさわったこともないのである(明示的には)。Tera Term + TTSSHによる接続方法(日吉ITC)をよく読んでセットアップするのが無難。

使用場所

図書館で一般学生が無線LANを使用できるのは、地下1階南側10席、3階北、およびグループ学習室である。ただし地下の場合、まともに使えるのは中央のB1004とB1005だけだと思った方がよい。そのほかではぶちぶち切断される。中央吹き抜けの階段のすぐ脇にアクセスポイントが設置されていて、本棚で電波が遮られるためであろう。また、この場所は地下書庫の中でもっとも出入り口に地階個人閲覧席であるため授業時間中はほぼ満席である。あーあとおもってあきらめて三階に行くのが吉である。

地上部ではほぼまともに使えるし、他校舎では西校舎が若干電波が悪いことが多いのを除けば、おおむね良好なパフォーマンスが得られる。ただし、カフェテリアおよび生協食堂では私の試した限りほとんど役立たずである。だいたい電源もない。屋外では第一校舎前のテラスのようなところで電波が入る。しかしリンク効率は五十%以下しか出ない。さらにあのあたりはこれからの時期、信じられないくらい多くの蚊が発生するので、あそこでの使用はやめたほうがよい。

まだ全部の場所で試したわけではないので、はっきりしたことは言えないが、図書館、南、西、大学院で試したところ、場所によってかなりのパフォーマンスの違いがある。電波特性を考慮した上で使用前にアクセスポイントの場所を確認するのがポイントであろうと思われる。もちろん使用箇所からアクセスポイントが視認できる場所がもっとも良好なパフォーマンスを示す。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください