公方観念の成立

公方とは日本史上、おおむね幕府将軍、とりわけ徳川将軍を指す。また室町においても「古河公方」の用法などもある。しかし「公」という字がからむこの言葉は単に将軍の人格そのものを指す言葉として成立したとは思われない。

それが、「公儀」へと変わってゆくその過程にこそ、日本の中世から近世への折り返し点がある。

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