霧中朔宴

寝たのが遅いので当然起きたのも遅い。午後1時頃である。いまだ頭がもうろうとしているが、再び英語の続きをやって、教えを乞いに行く。まぁ少しはましになったのかもしれないけれどこの程度で効果が出るはずがない。がりがりやらねば。

夕方からサントリーホールに向かう。今日は日本フィルでマーラーの「悲劇的」。80分ほどと短いので、それほど疲れないかと思ったが、異常に疲れる。今日は純粋に遊びに行く、という当初の計画がぶっこわれ、一緒にコンサートに行った友人と六本木で飲む。慶應の諸学校の教員が楽だという話から、選挙ネタまで幅広く楽しむ。

南北線で帰宅しようとして、王子までゆく。あほである。

昼夜逆転からして寝ようとするといろいろとわけのわからないことをぐちゃぐちゃ考えるからいけないのである。だからついつい本とかにも手が出るのだが、いっこうにはかどらないのだ。最近のこの異様な乾き方は、ほとんど病気ではないか? しかしながら、昼夜逆転も併せ一週間以内には回復できる見通しである。

駒込駅からの帰り道。六義園の赤レンガの塀に沿って延びる道。その向こうの方は霧雨でかすんでいた。そういえば六本木からみた東京タワーも上の方が見えなくなってライトアップがみょうに拡散していた。こんなとき空気は実によく音を通す。みずからの足音をききながら、「向かうべき」方向を考えた。今日もまた、夜、眠れず。朝6時になってようやく寝床に着くことができた。

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