オンラインソフト

オンラインソフト

五月中に私の愛用するオンラインソフトウェアのうち、もう二度と更新はないのではないかと思っていたものが二つほど更新された。実にうれしい。ついでMozillaも数日中に1.0が出そうな雰囲気。

NCW

和歌隆志さんによる「隠れるクイックディスクアクセスツールバー」である(Takashi Waka’s WebPage)。2001年8月に最後のβ版が出てから何もなかったが、一週間ほど前にのぞいてみたら、なんとメジャーバージョンアップされた2.00RC3が出ていた。

このソフトウェアは、いわゆる「ランチャ」であるが、隠れるところがミソである。私はデスクトップにアイコンをべたべた置くのが 嫌いであるが、同時に[スタート]からやたらと深い階層をたどるのも嫌いである。このソフトウェアを導入すると、画面の端っこにマウスカーソルを持ってい けば、登録しておいたプログラムやフォルダのアイコンがどばっと出て、任意のものをクリックすればよいわけで、非常に便利。フォルダのアイコンもカスタマ イズして変えてやればもっと便利になる。

ただのデスクトップ

画面下端にマウスをよせるとランチャが現れる

前版では、Windows2000起動直後では、設定によっては、タスクバーの下に隠れて出現するのを阻止できなかったが、今版では最初から上に出現する。正式版の公開を待ちたい。

Ziro

多言語を扱う人には必須のUnicodeエディタ(My Software Library)。 これも前年五月から音沙汰が無かったが、更新が再開されたようである。Unicodeが扱えるエディタは多いが、完全にUnicodeで書かれたエディタ はなかなかないし、またテキストエディタは軽快な動作がウリであるため、プロポーショナルフォントが表示できないものが多い。結果として、アラビア文字な どは表示できないので不便である。

Ziroはかなり軽快に動作するが、プロポーショナルフォントを扱うことができるし、右から左に書くアラビア文字と左から右に書く日本語を混在させ ても問題なく表示できる。タグの強調やオートインデントなどテキストエディタとしてとりあえず期待される機能はついているので多言語混在文書を書く人には 必須のアイテムであろう。

ただしWebで標準的なUTF-8Nでは保存できない。一度UTF-8で保存し、それをxyzzyなりで読み込んでからUTF-8Nで保存する必要がある。

三田キャンパス無線LAN実証試験-概略

ずいぶん以前に三田キャンパスに無線LANが導入されたことを報告した(【第311回】 三田キャンパス無線LAN(2001年10月23日)-知照雑記-Eskandariya)が、ここ一ヶ月あちらこちらで使ってみたのでその動作報告である。

使用方法

使用方法は無線LANの利用についてに掲載されているが概略を書く。

  • 図書館の一部を除く全キャンパスの屋内で使用できる。
  • 無線LAN部分はESS IDによるグループ化でリンクを確立する。
  • 実際のアクセスはSSHによって塾内LANにログインする必要がある。
  • 80port以外で立ち上がっている外部のWeb閲覧はProxyを通す必要がある

このうちSSHによるログイン(要はSSHトンネルを経由するということ)が、普通の「三田」の学生ユーザには難しいのではないかと思う。TeraTermはWindowsマシンからちょっとだけ用事があってリモートログインする必要がある人は誰だって持っているものであるが、そもそも普通の学生はUNIXなんて見たこともなければさわったこともないのである(明示的には)。Tera Term + TTSSHによる接続方法(日吉ITC)をよく読んでセットアップするのが無難。

使用場所

図書館で一般学生が無線LANを使用できるのは、地下1階南側10席、3階北、およびグループ学習室である。ただし地下の場合、まともに使えるのは中央のB1004とB1005だけだと思った方がよい。そのほかではぶちぶち切断される。中央吹き抜けの階段のすぐ脇にアクセスポイントが設置されていて、本棚で電波が遮られるためであろう。また、この場所は地下書庫の中でもっとも出入り口に地階個人閲覧席であるため授業時間中はほぼ満席である。あーあとおもってあきらめて三階に行くのが吉である。

地上部ではほぼまともに使えるし、他校舎では西校舎が若干電波が悪いことが多いのを除けば、おおむね良好なパフォーマンスが得られる。ただし、カフェテリアおよび生協食堂では私の試した限りほとんど役立たずである。だいたい電源もない。屋外では第一校舎前のテラスのようなところで電波が入る。しかしリンク効率は五十%以下しか出ない。さらにあのあたりはこれからの時期、信じられないくらい多くの蚊が発生するので、あそこでの使用はやめたほうがよい。

まだ全部の場所で試したわけではないので、はっきりしたことは言えないが、図書館、南、西、大学院で試したところ、場所によってかなりのパフォーマンスの違いがある。電波特性を考慮した上で使用前にアクセスポイントの場所を確認するのがポイントであろうと思われる。もちろん使用箇所からアクセスポイントが視認できる場所がもっとも良好なパフォーマンスを示す。

特にこともなく

  • 大人気の「マイナスイオン」、実は有害? (ZAKZAK)- 一応オゾンまで考慮に入れて、ものを買ったのでそれなりには問題ないはず。
  • W32.Elkern is a dangerous virus that can infect on Win98/Me/2000/XP.

    Mcafee give you the W32.Elkern removal tools

    For more information,please visit http://www.Mcafee.com

というウィルスが来ていた。

特にこともなく

E231系

はじめて山手線のE231系に乗った。幅広車はすでに総武中央緩行線で実証済みだが、それ以上に新しい点がいくつもあった。

まず6扉車のクッションがかなり柔らかくなっている。走行も安いが軽やかな感じ。また車内の到着案内版が液晶ディスプレイとなっており、現在地とこ の先の駅の到着までの時間、駅停車時には乗り換え案内まで出ていて、一見して親切である。電光掲示板のスクロールより圧倒的に見やすい。

車内放送がついに自動放送になった。音質・音量共にかなり聞きやすい。英語もくせのない英語。ただし駅名や乗り換え路線名の発音が英語的で気持ち悪い。東急のように日本語の固有名詞は日本語で発音すべきである。

Suica

はじめてといえばSuicaを初めて使った。ちょうどイオカードが切れていたため。どこでもそうだが、運賃というのは距離に応じての課金となるので、十円単位となる。そうするとこれまでのカードでは最後には数十円だけ残ってそれがやたらと不便だった。そこが解消するのがよい感じである。

願わくばとっととパスネット系と統一してICカード化してもらいたいものだが、民鉄各社はパスネット対応自動改札機の導入だけでもかなり四苦八苦し ていたので、なかなか難しいかもしれない。しかし「スルっとKANSAI」もICカード化するらしいので、そのうち実現はするだろう。問題は、それがJREと共通のものとなるかだ。

関連リンク

その他

おうちお掃除つづき

環境整備がさらに転じてかなりの大掃除となっている。マジックリンの類を五種類ほど買ってきてあちこちスプレーしまくり。シンク周りも含め、ほぼ台 所は終了したが、風呂はなかなかしつこい汚れも多く、困難を極めている。本日中にも第四次お風呂清掃作戦が発動される。また台所が終わっても食器の渋など もハイターで落とす必要がある。

キムラヤに錆消しゴムというのがあったので、ついつい買ってみたが、原理的には砥石を柔らかくして、小さくしたもの。当然出っ張ってる錆はOKだ が、へっこんでるのはだめ。それからかなり傷が付くので注意が必要である。それからハイテクタワシ。これはしつこい汚れにはあまり威力がない。風呂の普段 の汚れなどをおとすのに向いていよう。

いまだ全く手をつけていないことに壁紙のヤニ落としがある。ちょいとやっただけでかなり色が付いているので、強力であることが想定される。専用の薬剤が必要であろう。

最近のMozilla

Bug 138496 – Back out linktoolbar (site nav bar) from 1.0 branch 🙁

1.0 BranchからNavigation Tool Barが消滅した。HTMLのlink要素(あるHTML文書と他のHTML文書の結びつきなどを定義する。たとえば第一章と第二章など)を読みとって表示するものだったが、バグが多すぎてMozilla 1.0までにすべてのfixは無理と考えられたらしい。私は非常に残念だがNightlyには実装されたままなので、それを使う。

Bug 55358 – Ordering of My Sidebar tabs not correct in first browser window

Sidebarのタブの順序が、何回カスタマイズしても入れ替わってしまうというもの。ずいぶん以前からあるbugで、私もAsahi.com, Weather Eye, Cnn.com, …と並んでいないと気持ち悪い口なので悩まされていた。相変わらず何の進展もない。ただユーザー側での自力解決は可能だ。なぜかというと不規則に並び変わってしまうわけではなく、プロファイルのあるディレクトリ(たとえばWindows 2000ならたぶんC:\Documtns and Settings\(username)\Application Data\Mozilla\profiles\(...)\にある)のpanels.rdfでの出現順序に従って並び替えられてしまうので、panels.rdfを編集してやればよい。とりあえずこれで解決するが、ずいぶん前からカスタマイズするUIがあるのに、機能しないというのは著しく馬鹿にした話ではある。

Bug 134111 – Mozilla crashes ("Unexpectedly Quit") when attempting to download any file

何の役に立つのかさっぱりわからないDownload Managerが実装されたが、動きが非常に不安定で、何かをダウンロードしようとすると勝手にDownload Managerが起動してクラッシュすることがある(【第354回】 最近のMozilla覚書(2002年05月03日)で言及済み)。これを回避するためにはprefs.jsに以下のように加えてDownload Managerの動きを抑制する。

user_pref("browser.downloadmanager.behavior", 1);

Bug

最近のNightlyで、Manage BookmarksからBookmarkを編集しようとすると、BookmarksとBookmarks Folders、Horizontal Lineが変な順番で出現していたのがいつのまにかfixされた。

Bug

HTML3.1のように<a name="foo"><a href="foo">で文書内リンクを設定していると変な場所に飛ぶというBugが時々思い出したかのようにreopenされる。いったいなんなんだろう。

Bug 133250 – &quot;Transferring data from…&quot; remains on status bar.

Transferring data from…がデータの転送が終わってもステータスバーに表示されるというもの。別に実害はないが、気持ちが悪くて待ってしまう。

なにかここにきて、かえってクリティカルなものが増えている気もするが、しかたないのかな。

英語を読む日々

よく考えたら、最近は日本語より英語ばかり読んでいる気がする。CNNとIHTはいくつか記事をピックアップして読むし、日本のものもDaily Yomiuriと讀賣のサイトを見比べる。Mozillaについては本家のBugzillaを参照せねば話しが始まらないし、ニュース系の MozillaZineなども英語。もっとも新聞はきわめてはっきりした英語だし、Bugzilaの英語はコメントしている人間によるが、かなりブロークン。としたらちゃんとした英語は、以前に届いていたIslamic Area Studies Working Paper Seriesくらいか。しかし一昨日の異常な暑さが転じて、今日は異常に寒い。体調がおかしくなりそうである。

おうちリニューアル続き

物欲が転じて家の環境整備と化している。

空気清浄機ゲット。シャープのプラズマクラスターイオン搭載 空気清浄機 FU-M21CXである。まだまだ使い始めなので、レヴューを書くほどは使い込んでいない。そのうち書く。とりあえず念願がかなったので、ご満悦。

この機械にもリモコンがついていて、現在リモコンは照明、アンプ、MDデッキ、エアコン、空気清浄機と五つに達した。それからやたらと着脱するヘッ ドホンとか、そのミニプラグ=ミニジャック変換端子とか、外出する際にははずしてゆく無線LANのPCカードとか、妙に小物が多くなってきた。これが全部 散乱していると実に汚いので、リモコンはリモコン入れ、小物は小物入れにまとめるべきであろう。これが一つ目に必要。

それからパスタ入れみたいなもんにシリアルをつっこむ。バルク品を買ってきているので、紙袋に入れたままにしておくわけにも行かないから、なんらか の入れ物が必要。ついでに小さな透明なパスタ入れを買ってきて、すでにパスタ入れはあるので、新たにそばとうどんの乾麺をつっこんで並べるとスパイスを並 べるのと同じ感覚できれいに見えるかもしれない。

さて。すでに机購入より大掃除モードに入っているが、いよいよ壁掃除に突入。ヤニが付着して変色しかかっているので、専用の薬剤が必要である。その他アルミを磨いたり、風呂の壁面の撥水を強化したりとやることに事欠かない。家掃除用の洗剤がおそらくはいくつか必要である。

Jacques Chirac est réélu président de la République – Le Monde Interactif

Jacques Chirac est réélu président de la République – Le Monde Interactif

さもありなん。ル=ペンも20%届かなかったというし。一応今回については、極右の急激な伸長というより、中道左派の退勢と分裂に問題ありというこ とで結論。ここのところの一連の南欧およびデンマークでの左派の敗退から考えて、今後予定されるドイツの総選挙への影響は必至。しかし欧州議会はあいかわ らず中道左派が押さえているのでEUの基本はしばらくは変わらないかと思われ。結局ブレアにはじまり、ブレアに終わるか……。

共産党がシラクを支持するという珍しい構図は、ネパールで王国政府を共産党が運営するという事態以来。

物欲その後

物欲その後、というにはまだ時間がたっていないが、とりあえず今日の進捗状況。

デスクライトと傘→解決

テスクライトをNOCEのとなりのregaloで買ってきた。アルミの無骨なデザインは、かえってすっきりとしていてパイン材のデスクによく似合う。ご満悦である。ついでにポストカードをディスプレイする小道具や、傘も買った。傘は持ち手の木が古くさい感じでこれもなかなか。昨年冬より延々懸案であった傘の購入がようやく行われたというわけ。物欲などと書いているといつでも勝っていそうなものであるが、このような時でないと、なかなか買ってこないのだから、物欲モードに入ったときが勝負なのである。

配線→明日執行

デスクライトを買ったのでいよいよ配線関連を本格的に考えなければいけない。ずるずるとコードを引っ張っている状況は早急に解決せねばならない。ケーブル関連の道具はたとえばサンワサプライなどからさまざまなものが出ているので、どのようにデスクの表面まで持ってくるかと、どのように隠すのかも考えて明日中に解決の予定。ケーブルを麻布でくるんで縫ってしまって隠すというというのも一案かもしれない。

生活雑貨・水回り→追加

夕方、有楽町の無印にいって必要な生活雑貨を買い足した。洗面所やお風呂のいろいろな道具もちょっと汚くなったので、明日西友にでも行って、Martha Stuartのものでも買おうかと考えている。

スキャナ→保留気味に却下

検討の結果、プリンタは買ってしまってもいいと思ったが、スキャナはまだ買い時でないと思った。理由は、伝送系インタフェイスの速度がスキャナの送信速度のボトルネックになっているということ。つまりA4一枚を600dpiで読みとるときに約二分かかるが、その理由はスキャナ自体の遅さではなくて、USB1.1が一秒間に送ることのできるデータの量にある。つまりスキャナからPCにUSB1.1以上に速く送ることができれば、スキャニングの時間は短縮できるわけである。すでに普及モデルのスキャナでも600dpiは確保されているので、その画質を使わないのはもったいないと思う。しかしスキャニングに一枚二分かかるのであれば、600dpiでは使いたくない。これがUSB2.0であれば三十秒近くでできるらしい(たとえばキヤノンのD1250U2)。だったらUSB1.1接続の現行機を買いたくないのが人情であろう。

USB1.1に変わりうるインタフェイスといったら、USB2.0かIEEE1394(i-LINK)である。キヤノン、EPSONともに、この春のモデルから一部機種にUSB2.0あるいはIEEE1394接続のものが登場した。CD-RやDVD-ROMは約一年であっという間にUSB2.0やIEEE1394接続のものが増えたので、それを考えると、秋モデルではさらに多くのラインナップがUSB2.0やIEEE1394に対応するのではないかという読みが成立する。私のPCにもIEEE1394端子があるので、USBを使うよりはそちらを使った方が合理的に決まっている。

というわけでもう少し様子を見ることにした。

プリンタ→保留

特に買わない理由は見あたらないが、積極的に買わねばならない理由も見あたらない。なんとなくスキャナと一緒に買いたいと思っているだけ。

空気清浄機

これが目下の最大の懸案。なにしろはじめて関わる分野なので、とりあえずカタログをかき集め、口コミ情報をかき集め、から始めなければならない。しかも技術の進歩のスピードがいまいち読み切れないところがつらいし、価格帯もえらく広くて二千円ちょいから六万円弱まで。なにも知らないので、この分野でのリーディングメーカーがどこなのか(たとえばインクジェットプリンタならキヤノンとEPSONだろう)わからないので、とりあえずの「標準」も見当がつかない。こうなると全部並べて機能比較をし、どれに何が欠けて、どれの何が優れているかを考え、さらに標準に近い場所も見当をつけなければならない。大仕事である。

であるにもかかわらず、空気清浄機に対する必要と物欲は高まる一方で、速いところ何とかしないと我慢できずに目先のものを買ってしまいそう。

カタログを読んだ限りを整理してみると、全体のグループとして大きくて広い部屋用で高機能で値段の高いものと、小さくて狭い部屋用で低機能でやすいものに分かれる。これはどんなものでも同じことだ。単純に考えれば小さいものを買えばよいのだが、小さいといってもミニコンポ並みの大きさはあって、それだったら、それなりの機能も求めたくなるというもの。現在シャープのプラズマクラスターイオン搭載 空気清浄機 FU-M21CXが検討の範囲内。

フロントランナー・川口順子 – asahi.com : Be on Saturday

フロントランナー・川口順子 – asahi.com : Be on Saturday

川口外相がまともで、かなり出来る人らしいのがよくわかる。

物欲

物欲モードである。バイト代収入と臨時収入があった。何を買おうか迷う。電化製品が多いのは、量販店のポイントがかなり貯まっているため。

PC関連

外付CD-R/RW,DVDコンボドライブ

DVDが見たいというのもあるが、いまのCD-ROMが読込四倍速と意外に年代物で、どうにも遅いため。

それからPCM-CIA接続なので無線LANを使っているときにCD-ROMを接続できないと言うのも弱み。当然のごとくCD-ROMを使っているとCD-DBに接続できない。であるから接続は出来るだけ、IEEE1394が望ましい。

あと現況においてフロッピーディスクを持っていないので、リムーバブルメディアとしてCD-Rを使いたいということもある。緊急度は意外と高いかもしれない。

プリンタ

どうも私はプリンタを延々使うきらいがあって、以前はキヤノンのBJC-600というのをおよそ六年にわたって使い続けた。今のものも買ったときの値段を考えると二年半たった今は、買換期かもしれない。

最近はカラーの印刷をすることも増えたし、とにかく海外の新聞の記事などをプリントアウトしたがるので、それなりのスピードと画質が要求される。というより要求したい。

そういうわけで、そろそろ新しいものがほしいのである。問題はあまりデカイものは好ましくないということ、プリントサーバを使うのでパラレルポートが必須だということである。最近のものはUSB一本槍なのがいただけない。おまけにドライバはUSB接続を前提としているので、双方向通信ができないとすぐ文句を言うのだ。キヤノンのBJ-S500あたりを視野に。緊急度低し。

スキャナ

私の頭の中でスキャナというのはプロだけが使う高嶺の花という十年前のイメージが、いまだに修正し切れていない。お店に行って、\9,800という値札を見ても、ゼロが一つ多く見える。その修正も含めて、そろそろ持っておいてもよいのではないかと思う。

用途はもちろんOCRである。手許にあふれかえっている論文のコピーをデジタル化し、さらにNamazuでインデックスを作って全文検索できるようにすれば、コピーの山をいちいちひっくり返しては、時間をかけて探すより効率が上がること著しい。それから英文の論文も意味を調べるなら、わからない単語を打ち込むより、デジタル化しておいて、当該部分を選択してBabylonで参照したり、必要ならIslamic Dictionaryなどを引いたりするほうが楽に決まっているのだ。

さして値段も高くないので一番買っておくべきか。ビックカメラでキヤノンのBJ-S500とN676Uがセットで二万ちょいだった。本当はページめくり機能付きのスキャナを熱望するが……。お目にかかったことがない。

PCのバッテリー

私はPCを外で使うことが非常に多い。それだけにバッテリーの予備が必要であろうことは考えるまでもない。しかしながら当然のごとくバッテリーというのは、それぞれのPC専用でほとんど汎用性がない。

しかも長時間持つもので三万円近く、標準でも一万円ちょっとする。世代が変わるごとに低電圧技術や、液晶バックライトの技術は進むので、同程度の機能でも下取りとの差額が三万円以内なら、PCそのものの買換のほうが合理的であるということになる。おそらくはバッテリー以外にもずいぶんと変わっているはずなので十万円未満でも合理的である可能性もある。なかなか悩ましい点である。

ハンドヘルドPC

バッテリーの代替案。私の求める条件は次の通り。

  1. キーボードがあること。
  2. ATOK8以降くらいが動くこと。
  3. 何らかのテキストエディタが載っていること
  4. 何らかの形でPCとデータ交換ができること
  5. 十数時間は稼働すること
  6. せいぜい三万円程度

カラーである必要もないし、Windows互換である必要もない。DOSで十分。ただ願わくば十数時間は稼働して欲しいのだ。しかしこの条件のものがなかなかない。というより皆無。十年くらいまえのPCスペックを満たせばよい。電池だけ今のレヴェルであってくれればよいのだからできるだろう。携帯のCPUとメモリーにキーボードとちょっと大きめの液晶を足せばよいのだ。

しかしどういうわけかやたらと高性能なCPUを積んでいて、カラーで、駆動時間が短くて、高い、というのがWindows CE機の特徴。なんとかならないのか? ちなみにPalmは毛嫌いしているので却下。

電化製品

携帯

いま使っているのはP210i。まだまだ全然新しいじゃないか……。というわけで却下。そこそこ電池が持って、Bluetoothの使えるFOMA機が出たら、そのときに買い換える。ってそんなもん本当に出るのだろうか……。

テレビ

実はうちのテレビ、十四年前の代物。最近はよく画面が落ちる(つまり音だけ出ていて映像が映らないことがある)。いよいよ寿命かという印象もあるが、狭い家だけに、新しいものを買うなら液晶のものが欲しい。いまのテレビのスペースが空くだけでどれだけ広くなるか……。しかし液晶ならPCと共用できるんじゃないか?と考え出すと、そもそも規格が違うので、えらい高級機でないと無理だし、だいたい私はデスクトップPCを持っていない。じゃ、これを機に……とか考えると、とんでもない値段になる。というわけで却下。本格的に死ぬまでいまの子をかわいがることにする。

ポータブルオーディオ

今使っているMD再生機はこれまたかなりの年代物。当時としては画期的に小さかったのだが、いかんせん再生可能時間が短すぎる。一回の充電で二時間が限度。学校の行き帰りにしか使えないのである。いまのMDって確かゆうに百時間は持つはず。さして高くもないのでMDを買うのが一案。あとはいっそのことシリコンオーディオに完全移行もありえるが、まだ発展途上との印象が強い。

卓上空気清浄機
  1. 私はチェーンスモーカーである。
  2. 今日机を買って、念願の椅子生活に移行した。
  3. 現況においては、居間兼寝室ではたばこのにおいをつけたくないのですわないことにして、台所で煙草を吸いながら勉強したりしている。
  4. 当然机は居間兼寝室で使うので、そこで煙草を吸うことは必定である

以上の四点を鑑みると、なんらかの方法で煙草の煙を処理しなくてはいけない。四六時中窓を開けっ放しにするわけにもいかないので、空気清浄機が必要であるとの結論に達した。問題はかなりサイズがでかいこと。そしてそれなりの機能(単に煙草を吸い込んでくれることだけでなく部屋の空気の臭いやほこりをとってもらう)を求めるとさらにでかくなり、かつ高価になるということである。しかし緊急度高し。とりあえず昨年秋バージョンの松下のものを見たが、そちらは却下。なお、煙草を吸わないというオプションを十分考慮した上での結論である。

デスクライト

机を買ったのだから、当然必要。検討の余地無し。ただし選択肢は広い。それにちょうど机をおく場所の上にハンガーレールがあるので、スポットライトも追加してもよいかもしれない。選択肢としての検討の幅はほとんど無限。

アイロン
よく考えたらなんで無いのか不明。しかし困っていないので、使うかどうかも不明。

その他

今使ってるやつは穴があいているし、そもそも壊れかけている。だが雨の日は買いに行くのが面倒だと思うし、晴れたら必要がないので傘のことを忘れてしまっているのだ。まじ、とっとと買わねば。
コーヒーサーバー
手でやるやつ。おうちでクラナッハのコーヒーを練習する。別に高くないからとっとと買えばいいのだが。問題はめんどくさくて使わないかもしれないこと。
黒柳恒男『ペルシア語辞典』大学書林, 1990
こんなところに書くものでもないかもしれない。しかし聞いて驚かないで欲しい。それほど馬鹿でかい辞典ではないのだが、三万円ちょいするのだ。古本でも二万ちょい。より廉価なものに同著者による『現代ペルシア語辞典』があるが、こちらは古典に対応していない。もうかれこれ七年前から買うかどうか迷い続けている。いつか思い切って買わないといけない。手許に役立たずなPersian-Englishがあるが、どうにも収録語彙が少ないし発音表記が不足しすぎている。うー。
オーブン
欲しい! 「焼き」たいのである。
サクッと千歳に飛ぶ
却下。そのような状況にない。
サクッと仁川に飛ぶ
もっと却下。だいたいパスポートを更新していない。

リスト終わり。で。

というのが午前の段階であったのだが、午後になって椅子を買いにNOCEに行った。とりあえず勉強用であるから、当然背もたれの角度はそれほどついておらず、座面も小さいものがよい。ダイニング用の椅子が多くても目的のものに、なかなか巡り会えなかったのだが、それなりのものに決定した。そのついでにZa-Galleryとかを見ていたら欲しい小物がいっぱい。デスクライトが決定したのはよいが、いろいろ買いたいものがさらに増えた。

しかし、ものを増やす前に配線を考えないと、いろいろなインテリアが台無しになる。特にただの「板」状の机であるから、穴を開けることを避けるなら、相当慎重に電源コンセントなどを考慮しなければいけない。机の脇に掛けるタイプや貼るタイプなどさまざまなものがあるし、コード自体も細めのものなどさまざま。さらにそれを隠す覆いなども出ている。単に延長コードをべたっと机に載せたのでは芸がなさ過ぎる。カードホルダーなどで洒落たものを買っても、コードが這っていたら興ざめ。電化製品を買ってまず考慮すべきは、そこまでのコードをどのように隠すか、なのである。

最近のMozilla覚書

特に言及することでもないかもしれないが、Mozilla 1.0.0 rc1日本語パックがリリースされた。Mozilla 日本語パック (JLP)からダウンロードできる。以下、いつも通り気になるバグを(Mozilla全般について秀の介の日記に負うところが大きいです。感謝)。

Bug 125958 – Installer creates invalid directories

例の四月十九日付けで言及した削除できないディレクトリを作るバグ(Bug 125106 – Cannot install desktop icon and program folder properly on localized Windows、およびduplicated bugとしてBug 125958 – Installer creates invalid directories)がようやくfixに近づいたようだ。妖精現実 フェアリアルなどでけちょんけちょんにけなされている(ついでにrc2はまだ正式リリースというわけではないのでは?)が、これをfixしようという努力がされなかったわけではない模様。

Bug 99823 – Layout of Arabic (shaped) text is faulty

日本で言及されるのはおそらく初めてのBugだが、アラビア語のサイトを見ようとする者には非常に重要なバグ。端的に言って時々アラビア語の文字列を選択すると選択部分がめちゃくちゃになるというものだ。はっきりいってSeverityはblockerにされていてもおかしくないといえる。CNN.comのアラビア語サイトを表示したスクリーンショットが添付されているが、確かにひどい。al-ahramなどではさらにひどくなる。ついでに未だにアラビア文字で<title></title>が書かれていると、タイトル欄は?????で表示されるバグもある(なおbookmarkに入れたり、タブでのタイトルはきちんと表示される。ウィンドウのタイトルだけが化ける)。

このバグについてはすでにパッチがすでに出ているが、きわめて煩雑な作業が必要なパッチとのことで、buildに反映されるのは1.1の模様。1.0までにやるには、アラビア語以上に対処すべきバグが多いというのがその理由。ネット上でのアラビア語の使用率まで出して説明されているが、多数言語使用者の横暴だろう。

Mozillaのリリースノートのlocalizationの項目(Mozilla 1.0 Release Candidate 1 Release Notes)について、最近ようやく小池さんによって更新されるまで、延々一年近くほったらかしであったのが思い起こされる。multi-languageのWebの世界を歩くUAなのだから、Mozilla.orgもW3C同様、英語以外の言語、ラテン文字以外の文字に敏感であってほしい。アラビア文字がかなりのレヴェルできちんと表示されるように作り込んできたり(しかしまだIEには及ばない)、CJK統合漢字の使われたサイトにおいてSGMLの仕様的にはよろしくないが改行をスペースで置き換えるのはやめたほうがいいのではないか、といった議論(Bug 135323 – A return code between the two CJK characters is converted to a space code)がされているのは歓迎できる。そのようなことを念頭に置いて、日本語話者のMozillaユーザーもこれまで以上に声を大きくしてもいいのかもしれない。自戒を込めて。

プリント関連

【第345回】 最近のMozilla Nightly(2002年04月06日)で指摘したbugはdupばっかり増えて全く進捗していない模様。

jp-Bug 2152 – ファイルをダウンロード時クラッシュ

これは新しいバグ。とにかくダウンロードが始まるとダウンロードマネージャが起動して、かつ勝手に落ちるというひどいものだ。2002050208でも発生している。